Moto Guzzi

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2018.10.03

1919年に製作されたプロトタイプからはじまり、モト・グッツィが生産してきた150種以上の車両を保存・展示しているのが「MUSEO MOTO GUZZI」です。市販車はもちろんですが、イタリアはもとより世界のレースで勝利をおさめてきた1950年代のレーサーも保存しており、世界のバイク史から見ても貴重な車両を展示しています。
 
ムゼオは細長い本社棟の2階と3階部分を使っていて、順路に沿っていくと年代順に車両を見学できる仕組みになっています(ムゼオの入口にはモト・グッツィやバイク史に関する書籍を扱う書店があるのですが、イベント期間中は休店としていました)。
 
1階の入口には1950年代のレース写真を背景に「V11 Coppa Italia」が来訪者を出迎えます。すぐ右手にある階段を上がっていくと、ガラスケースに収められた「G.P.」があります。このバイクは1919年にカルロ・グッツィが製作したプロトタイプで、「Guzzi(グッツィ)」と「Parodi(パローディ)」の頭文字が車名となっています。ジョルジオ・パローディは、カルロ・グッツィとともにモト・グッツィを創設した人物で、優れた完成度を持っていたこのプロトタイプによって資産家の父を説得して資金の調達に成功します。そして2年後の1921年にモト・グッツィを創立したのです。
 
1919年にカルロ・グッツィがプロトタイプを製作した工房は、今もマンデッロ・デル・ラーリオに残されており、「L’Antica Officina Bed and Breakfast」という民宿で当時のまま保存されています。小さなムゼオもありますので、モト・グッツィ本社を訪れたときにはぜひこちらにも立ち寄ってみてください。
 
さて、本社のムゼオに話を戻しましょう。年代順に車両を展示するムゼオの途中には、モト・グッツィ本社工場の拡張と増築の変遷がわかる航空写真と風洞実験施設の模型、創始者カルロ・グッツィが使っていた調度品を使い、彼の仕事部屋を再現したブース、「MOTO GUZZI」のロゴが年代によって変遷してきたことがわかる一覧などもあります。
 
ムゼオと書店は、平時もオープンしています。
ただし月曜日から金曜日の15時から16時までの1時間と短く、じっくりと時間をかけて見学するならイベント期間中がおすすめです。また、7月中に限り、開館時間が14時30分から16時30分までの2時間となります。
 
では、ここではダイジェストでモト・グッツィ・ムゼオの展示を紹介しましょう。