Moto Guzzi

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NEWS

2018.10.03

モト・グッツィは1921年に創業され、おもに1940年代から70年代にかけて工場を拡張・増築していき、現在の規模になりました。最盛期に拡張され、使われなくなった工場棟はここ数年で解体され、現在は本社敷地内の中央部に大きな広場が生まれています。
 
モト・グッツィの車両は、エンジンも車体もすべてこの工場で組み立てられています。「MOTO GUZZI OPEN HOUSE 2018」では、エンジン組立ラインと車両組立ライン、風洞実験施設を一般公開し、モト・グッツィが生まれる現場を体感していただきました。
 
もちろん工場の組立ラインはそれだけではなく、車両開発部門やトランスミッション組立ラインなど多岐にわたりますが、今回はその一部をご覧いただいたというわけです。
 
モト・グッツィは2000年にアプリリア、2004年にピアッジオ傘下となり、その際に資本投資されて工場は大きくリノベートされました。外観こそ歴史を感じさせる古い建物ですが、内部には最新機器とシステムの導入によって近代化されており、21世紀にふさわしい最新モデルが生産されています。外観と内部のギャップの激しさは、モト・グッツィ本社工場の大きな特徴のひとつです。
 
かつては敷地内に作られたテストコースを使って車両開発もしていましたが、現在では社員たちが修理した自分のバイクのテスト走行に使う程度で、開発用途では使われていません。1950年代に作られた風洞実験施設も同様です。300psを発生して225㎞/h相当の走行風を再現するプロペラはモーター駆動で、使用時に大量の電力を消費するため周辺地域の停電の原因になることや、モト・グッツィ本社工場が谷底にあるため騒音が反響することなどから使用禁止となりました。
 
今回のイベントではかつてのテストコースを見ていただくことはできませんでしたが、風洞実験施設は「V85TT」展示の場所として使い、来場してくださった多くのグッツィスティが見学しました。また、開放しなかったもののトランスミッション組立ラインはその入口の窓から内部を見学できるようにしておきました。
 
「MOTO GUZZI OPEN HOUSE」は、グッツィスティだけでなく、バイクを愛するすべての人々を歓迎します。来年の開催時には、ぜひイタリアのマンデッロ・デル・ラーリオまでお越しいただき、モト・グッツィの工場を体感してください。